これまでこのメルマガでも度々とりあげてきた「湘南ひらつか太古の湯by GREEN SAUNA」から、5月6日閉館のお知らせが発表されました。
http://www.green-sauna.com/news-detail.php?id=183
原因は施設の老朽化。修繕でしのげる限界を超えてしまったということです。
現在の施設は昭和61年に新築されたものですから、築34年が経過。一時は大型スーパー銭湯が近隣に出店して苦戦していたものの、最近は露天にテントサウナを設置、サウナブームに乗ってテレビドラマの舞台にもなって頻繁に入館制限となるなど営業的には絶好調だったのですが、いつもお会いする度に修繕が大変であることを苦慮されていました。
今後どうするのか聞いたところ、現在の土地は駅前の好立地なので源泉ごと不動産売却してマンションとなりますが、いずれどこかで再出発することを考えていて、その準備には2年くらいかかるだろうとのことでした。
私自身としては近所のお気に入りの施設が減ってしまうのはとても残念ですが、経営不振で廃業撤退ということではないのが救いです。
グリーンサウナでは、加川社長と一緒にいろいろなことを経験させていただきました。
17年前、大阪ニュージャパンサウナに倣い関東では先陣を切ってロウリュサービスを導入。トークが苦手なスタッフのために、ラジカセをサウナ室に持ち込んで「パワフルロウリュ♪」のBGMを流しながらタオルを振る独特のスタイルができあがりました。
また同じ頃にリフレクソロジーを導入したものの、いろいろ工夫しても売上がなかなか伸びずに困っていたところ、新しく美人スタッフが入っただけで利用者が急増したことは今でもよく覚えています。
10年前にはWEBコンサルティングの会員になっていただき、利用時間ごとに段階的に変化していく料金体系を導入。いまでこそ時間制料金にする施設が随分増えましたが、当時は多様な利用動機のお客さまをキャッチする方法として画期的でした。
こうして振り返ってみると、グリーンサウナは老舗でありながら常に新しい情報を勉強し、先進的な取り組みにチャレンジしつづける経営姿勢でした。温浴業界を牽引してきた企業のひとつであったことは間違いありません。
前職の温浴経営研究会に設立当初から参加してくれたことに始まって、かれこれもう20年を越えるお付き合いになるのですが、いつも加川社長には良い刺激をいただいていました。再出発したら、きっとまた画期的なことをやってくれるに違いないと期待しています。
(2020年3月2日執筆)

