コーチの存在

回想 Recollect
サウナ後の冷却用シャワー (レディスサウナ)

 2017年2月21日から24日は東京ビッグサイトで国際ホテルレストランショーですが、その中のテルマエJAPAN特設セミナー会場で24日12時〜13時45分にパネルディスカッションがあります。

タイトルは「激論!どうなる日本のサウナの未来」。

司会は
− 林 和俊氏(横浜鶴見おふろの国店長)
パネリストは
− 長家広明氏(弁護士、プロサウナー)
− 木地本朋奈氏(温浴設備関係会社社長)
− 清水みさと氏(サウナヘビーユーザー、タレント)
− 中村敏之氏(温浴施設企画設計)

という顔ぶれですが、この4人のパネリストと事前にディスカッションのテーマについてすり合わせしていたところ、ひとつ気づいたことがあります。

それは、「コーチの存在」です。

私自身もニュージャパンサウナの中野佳則副社長(当時)に横について説明してもらいながらサウナとロウリュを体験し、その魅力にとりつかれたひとりですが、パネリストの皆さんも全員がそのようなコーチングを受けた結果サウナ好きになっていたのです。

汗をかくだけでなく身体の芯までしっかり加温することや、水風呂での冷却、そして休憩タイムといったサウナ独特の入浴法は、知らなければ試そうともしないでしょうし、たとえ情報としては知っていても、加温や冷却のストレスが大きいため、自分ひとりだけでは中途半端になりがちです。

やはり誰かが手を引いてあげないと、新しい世界に足を踏み入れることは難しいのでしょう。

ということは、やはりPOPを貼ったくらいでは足りなくて、インストラクターを置くべきなのです。

思い浮かんだイメージですが、
・サウナマスター講座の開催を告知(館内とネットで)。
・開催の10分くらい前に館内放送。
・浴室の指定場所に集合。
・集まったところで簡単な説明。
・一緒にサウナ入浴(12分前後)、ついでにサウナマナーも教える。
・一緒に水風呂入浴(1分前後)。
・一緒に休憩しながら要点を復習し、あと2〜3回の繰り返し入浴を推奨して講座終了。
・しばらくして様子を見に行き、声をかけて新しい世界に足を踏み入れたことを確認。修了証カードなどを渡すのも良いでしょう。

サウナや水風呂のキャパシティもありますので、一度に多くの人に教えることは難しいかも知れませんが、日々繰り返し継続すれば多くのサウナヘビーユーザーを育成することができます。

コーチの役割は、ロウリュサービスに比べれば特に難しいことはありません。必要となる基本的な知識はここにリンクを貼っておきます。
http://blog.aqutpas.com/2015/03/post-e495.html

すでにロウリュサービスを実施されている施設では、同時にサウナコーチングもできますので、ぜひこの点を意識してやっていただければと思います。

(2017年2月3日執筆)

サウナ後の冷却用シャワー (レディスサウナ)
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